作業台、線引き台(瀧田琇水)

作業台


さて、少し能面を打つ時に使う道具など紹介してみましょう。
これは作業台です。
細長い板の上にのって、台を固定し
板の先についている、小さな台の上に能面を置き彫ります。
これはあら彫りするときに主に使います。
自分の体重で台を支えるので、面が安定してとても彫りやすくなります。
この台の上であら彫りを終えて、細かい作業は手元で持って行います。

この作業台、全て手作りです。


線引き


これは線引きです。
能面は立体なので縦横の線を表面に描くのにとても便利なものです。
半円に空いているところに面を置き
上部の板をガイドにして、線を引いていきます。

面を作るときには設計図と型紙があり
顔の形も おでこ、鼻、口元と
いくつか重要なポイントでその形が決まっています。

ガイドラインを引いて、その形に型紙を合わせながら型をとっていくのです。

瀧田琇水

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